DATE 2018/03/24
春は好きだけど、花粉症がキライな赤嶺です。
エクリン腺から発生する汗は弱酸性で、99%が水。残りは塩素、ナトリウム、カリウム、尿素、アンモニアなどです。一方、アポクリン腺から出る汗はアルカリ性で、水分は70〜80%と少なく、タンパク質、脂肪、尿素、アンモニアが含まれています。
アポクリン腺から出る汗には臭いがあると言われていますが、実際には汗の成分そのものが臭いの原因となっているわけではありません。
皮膚には、常在菌と呼ばれるさまざまな菌が存在しています。汗と一緒に分泌されるタンパク質成分や皮脂、皮膚表面のホコリやアカなどを餌にしています。この常在菌が汗を分解・変質させることから、臭いの原因となります。
汗をかく量が少ないことも臭いの原因の一つといわれています。汗をかく機能が衰えると血液中に含まれるミネラル分をろ過する働きが低下するため、ミネラル分を多く含む汗をかくようになります。このミネラル分の多い汗は粘度が高いため、蒸発しにくく体温調整がうまく行われません。
また、汗に含まれるアンモニア成分が多くなってしまうため、皮膚表面の雑菌の繁殖が増加し、ますます汗の臭いが強くなってしまうそうです。
汗の臭い対策として、まず皮膚を清潔に保つことが重要です。外出前には、デオドラント剤を使用するのがいいそうです。中でもオススメなのが、塩化アルミニウムを配合したデオドラント剤。
塩化アルミニウムには、表皮の角化細胞に作用して汗孔に溜まって角栓の役割を担い、必要以上の汗を止める作用があるそうです。汗をかく前の乾いた皮膚にぬることがポイントです。
また、汗を皮膚常在菌と反応させないことも対策の一つ。汗をかいたらシャワーを浴びる、下着や衣類を清潔に保つ、汗をこまめに拭き取るなど、皮膚を清潔に保つように気をつけるといいでしょう。
シャワーを浴びるときには、除菌作用の高い洗剤でゴシゴシと身体を洗うのはNGです。良い常在菌まで洗い落とし、清潔にするつもりがかえって逆効果になってしまうこともあります。適度な清潔感を心がけるのがよさそうです。
また、水分が多く蒸発しやすい弱酸性の良い汗には、皮膚の常在菌の増殖を抑えてくれる役割もあります。汗をかきにくい体質の人は、入浴や軽い運動をするのもオススメです。
【参考】
中島薬局
ここまでは、体のお話。
このことをふまえて、ーシャンプーすると頭が臭くなるー
本題に入ります。
原因の一つは、シャンプー&トリートメントに含まれる油分です。油分が時間がたつことによって変質して匂いを発します。シャンプーの時にいつものクセで何プッシュも押してませんか?必要以上つけると油分が残ってしまいがちです。また、ゆすぎはササっと済ませていませんか?これも油分が残ってしまう原因です。
ジェルやWAXをべったり付けていれば別ですが、頭皮の汚れはお湯で2分すすげばきれいに落ちるんです。逆に言えばそれ以外は余分なものということです。
2分間しっかりすすげばシャンプーの泡立ちもよくなるので使用量も減ります。その分すすぎもしやすくなりますし、経済的ですね。また、油分を取りすぎてしまうと乾燥して、フケ・かゆみの原因にもなるので、気を付けましょう。
まとめ
シャンプー&トリートメントの油分が残っていると匂いの原因になるので、たくさん付けないこと。
シャンプーの後はすすぎ残しがないようにしっかり流しましょう。